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エコーの対処方法

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    エコーの対処方法

    *遅延(エコー)は外線発信の時だけに発生しますか(例:携帯電話など)?

              はい。 ハイブリッドエコー.
              いいえ。アコースティックエコーとネットワークエコー.

     *外線発信時に通話相手もエコーが聞こえますか?

              はい。 アコースティックエコーとネットワークエコー.
              いいえ。ハイブリッドエコー.

     *内線に発信し、同じ部屋にいる相手と話す場合にエコーが聞こえますか?各自独立した部屋でテストをしてみてください。

              はい。アコースティックエコーとネットワークエコー.
              いいえ。ハイブリッドエコー

     *電話機側のボリュームを下げるとエコーが小さくなるか無くなりますか?

              はい。 アコースティックエコー.
              いいえ。 ハイブリッドエコーとネットワークエコー.

     *リモート側でのみエコーが聞こえますか?

              はい。ネットワークエコー
              いいえ。ハイブリッドエコーとアコースティックエコー

    ハイブリッドエコー

    ハイブリッドエコーは最も多く見られるタイプのエコーです。アナログ回線を御利用のときにのみ発生します。

    症状

    ローカル側の話者は話すときに自分の音声が聞こえます。リモート側の話者はエコーは聞こえません。同じtrixboxProサーバに接続された内線同士の通話では問題がありません。

    原因

    こ のエコーは電話業者が使用するハイブリッドと呼ばれる2芯通信線を4芯通信線に変換するための装置によって引き起こされます。もし、ハイブリッドのイン ピーダンスにバランスが取れていないと、ローカル側の音声が反射して戻ってきてしまいます。アナログ電話ではこれが非常に大きな問題になることがありま す。IP電話を御利用の場合、音声をデジタル化し、IPネットワークを通じてデータ転送し、受け側の電話機で音声に戻されます。こうした一連の処理のため に生じるタイムラグのためにエコーが生じます。

    回線業者側の調整は非常に難しいため、エコーキャンセル機能のついた電話機や音声ボードを使用することで解決します。

    解決策

    ハ イブリッドエコーはtrixboxProのエコーキャンセル設定で解決できます。 “Options->echo”タブを選びます。 “echoTraining”の項目を「yes」から「800」あるいはその反対にします。あるいはアナログラインポートの “send volume”を下げることでも解決できる場合があります。もしこれらの設定を行っても解決しない場合はFonalityのサポートに御連絡ください。

    アコースティックエコー

    アコースティックエコーはハイブリッドエコーほど多くはありません。多くの場合、品質の悪いスピーカーフォンやヘッドセットを使用すると起こります。ヘッドセットを御利用時でも、マイクの感度を上げており、スピーカーの音量を上げていると起こる場合もあります。

    症状

    ローカルおよびリモート両方でエコーが聞こえます。同じtrixboxProサーバに接続された内線間でもエコーが聞こえます。ボリュームを落とすことでエコーも軽減されます。

    原因

    アコースティックエコーはスピーカーから出る音声をマイクが拾うときに生じます。音声が反射しやすい環境(コンクリートフロア、ウッドパネルフロアなど)では生じやすくなります。

    解決方法

    ス ピーカーフォンを御利用の場合はボリュームを下げてみてください。もしボリュームを下げてもエコーが軽減されない場合は、別の機種のスピーカーフォンをお 試しください。環境音を吸収するような設備(カーペットフロア、吸音シーリングパネル、カーテンなど)を設置することで軽減されることがあります。ヘッド セットを御利用の場合は、別のヘッドセットに交換してみてください。

    LAN/WANネットワークエコー

    症状

    リモートの在宅勤務者あるいは他の拠点の社員にエコーが聞こえますが、ローカルのユーザは聞こえません。あるいはローカルおよびリモート両方でエコーが聞こえます。

    原因

    ネットワークセグメントの送信性能と受信性能のバランスが悪いときに生じます。特にADSLやケーブル回線でこの問題が発生します。これにより双方の話者はエコーが聞こえます。ある場合はファイヤーウオールやルーターによる一方通行の遅延が生じる場合もあります。

    解決方法

    こ の問題を解決するのは非常に難しいあるいは不可能な場合があります。多くの場合、インターネット回線のリプレースが必要になることがあり、両拠点でルー ターやファイヤーウオールを交換する必要も生じます。混雑の予想される回線は使用しないでください。IP電話機は可能な限りPBXと同じLANセグメント に置いてください。

    キャリアネットワークエコー

    症状

    ある地域にかけたときだけエコーが発生します。

    解決方法

    ハー ドウエアエコーキャンセル機能つきの音声カードや電話機を御利用ください。かなりの確立でエコーを解決できます。電話会社に連絡し相談してみてください。 エコーが聞こえる電話番号を伝えて解決してもらうこともできます。しかしながら電話会社が対処できない場合は、回線提供業者の変更を検討してください。ほ とんどの場合その必要はありません。

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