trixboxProにrootパスワードを設定すると、そのままではハッキングされる恐れがあります。
それで以下の手順でパスワード認証を無効にし、RSA認証キーによる認証を有効にするように強くお薦めします。
Puttyをダウンロードして、その中に含まれるPuTTYgen.exeを起動して下さい。「Generate」ボタンを押してキーを生成します。
以下のようにキーが生成されます。
Keyコメントはどのように変更しても結構です。パスフレーズを入力して下さい。決してRootパスワードをパスフレーズにしてはいけません。生成するキーの種類が'SSH-2 RSA'でビット数が1024になっていることを確認して下さい。
公開キーとプライベートキーを生成します。'Save public key'ボタンを押して公開キーを保存します。
続けて'Save private key'ボタンを押してプライベートキーを保存します。
WinSCPを使用して、生成した公開キーをLinuxサーバーの ~/.sshディレクトリにコピーして下さい。
生成された公開キーは以下のような体裁になっています。
---- BEGIN SSH2 PUBLIC KEY ----
Comment: "rsa-key-20080425"
AAAAB3NzaC1yc2EAAAABJQAAAIEA33Hf0nGpVsMn5bFuTw2w1PvhSo1mlgVCMM0J
rAXEaUqENXr18M3e+4fuzy43B2USg9d48+Znh3EdTfOC4E3ZcY8EeTuxeLw1XKk5
itBleazMoPa6cSZw3XdppwfuoBJxcwKXknhDb2q7uHo0mXzbNmjRSr3zTBd8UiXN
jIkP4Ds=
---- END SSH2 PUBLIC KEY ----
このままでは登録できないので、以下のように整形して下さい。つまり1行にまとめてしまいます。前後の不要なヘッダは削除して下さい。
ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAABJQAAAIEA33Hf0nGpVsMn5bFuTw2w1PvhSo1mlgVCMM0JrAXEaUqENXr18M3e+4fuzy43B2USg9d48+Znh3EdTfOC4E3ZcY8EeTuxeLw1XKk5itBleazMoPa6cSZw3XdppwfuoBJxcwKXknhDb2q7uHo0mXzbNmjRSr3zTBd8UiXNjIkP4Ds=
cat <public key filename> >> authorized_keys
PuTTYを起動して下さい。ホスト名を入力して、SSH --> Authセクションの下部に、認証に使用するプライベートキーを指定する項目があります。
'Open.'をクリックして接続します。'Login as:' とプロンプトが出てきます。Linuxのユーザー名を指定します。trixboxの場合はrootになるでしょう。その後、パスフレーズを入力して下さい。
これで接続されるはずです。
最後のステップは、trixboxがRSA認証キーだけを受け付けるように変更することです。Puttyからtrixboxにアクセスし、以下のコマンドを実行します。
cd ~/.ssh chmod 700 ~/.ssh chmod go-rwx ~/.ssh/*
つづいてSSHの設定を変更します。
cd /etc/ssh nano sshd_config
以下の行を探して下さい。
PasswordAuthentication yes
YesをNoに変更します。これでパスワード認証が無効になりました
PasswordAuthentication no
続いて以下の行が#でコメントアウトされていますので、行頭の#を削除して下さい。
RSAAuthentication yes PubkeyAuthentication yes AuthorizedKeysFile .ssh/authorized_keys
最後にSSHサービスを再起動します。
service sshd restart
これで完了です。以降IDとPWだけの認証は無効になり、RSA認証キーでアクセスするユーザーだけがログインできるようになります。
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