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CDR (通話明細記録)はどこにありますか?Fonalityによって削除されることがありますか?

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    CDRは削除されることがありますか?

    Fonality(trixboxPro) がCDRを削除することは決してありません。通話記録はサーバー内に格納されますので、CDRの運用はサーバーのHDD容量次第ということになります。例 えば1日平均10,000コールが5年間続くようなサーバーであれば、通話記録のファイルサイズは不必要に増え続けて、HDD容量を圧迫するようになるで しょう。このような場合には、CDRをCSV形式でダウンロードして、社内のファイルサーバーにデータを保存しておくことができます。

    CSVへのエクスポート

    通話記録はtrixboxProのWeb管理画面の「レポート」タブからエクスポートします。CSVはMicrosoft Excelなどで開いて、データを並び替えたり分析したりすることができます。

    生データのファイル

    ここではtrixboxProサーバーに記録される生のCDR(コールデータレコード)を特定する方法を説明します。生データは自動的にログ情報を自動的に データベースへダウンロードする場合などに必要になります。データファイルはtrixboxProシステム上で自動的に作成されます。これは trixboxProのWeb管理画面でリアルタイムに表示されるのと同じデータです。

    CDRが保存されているディレクトリ

    trixboxProシステムに、ユーザーID『ip』、パスワード『ip』でログインしてrootのパスワードを設定することができます(メニューからパスワードの設定を選択)。『root』でログインすると、以下のディレクトリにCDRを見つけることができます。

    /var/log/asterisk/cdr-csv/08-10-01

    このディレクトリには何千ものファイルが含まれていますので、ディレクトリに対して単に『cd』『ls』とコマンドを打たないでください。すべてのファイル名が表示されるまで何分もかかる可能性があります。その場合には『CTRL+C』で『ls』を中止してください。

    ファイルの命名規則

    ディレクトリ内のファイルは以下のように命名されています。

    Master.csv.1114459934

    『Master.csv』 は現在アクティブ、つまり使用中のファイルですので、開いたり読み込んだりしてはなりません。アクティブなファイルを読み込むと途中で変更が加えられる可 能性があります。『Master.csv.xxxxxxxxxx』のように数字が続いているファイルは、システムに5分間隔で作成されたアクティブでない ファイルです。このファイルが変更されることはありません。ファイル名末尾の整数文字列はファイルが作成されたUNIXの時間で、1970年1月1日以降 の経過秒数を示しています。この数字は以下のようにして人間が理解できる日付に変更できます。
     

    [root@pbxtra0000 ~]# perl -MTime::localtime -e 'print ctime(1114459934) . "\n";'
    
    Mon Apr 25 16:12:14 2005

    上記の例から分かりますように『1114459934』という数字は「4月25日月曜日16:12:14 2005」という日付に対応しています。



    ファイルの内容



    ファイルの内容は以下のようになっています。



    "","7013","913105551212","internal","7013 <7013>","SIP/AABBCCDDEEFF-759f","IAX2/c1006i/1","ResetCDR","w","2006-03-31 17:43:22","2006-03-31 17:43:24","2006-03-31 17:43:26",4,2,"ANSWERED","DOCUMENTATION"

    これはCDRファイルの一つの例です。これだけでは何のことか分かりにくいですが、次のような順序で並べられています。



    1. accountcode:アカウントコード指定(trixboxProが今後の用途のために予約)
    2. src:発信者番号(string, 80文字)
    3. dst:受信内線番号(string, 80文字)
    4. dcontext:発信先コンテキスト/サブメニュー(string、80文字)
    5. clid:発信者番号のテキスト表示(80文字)
    6. channel:利用チャネル(80文字)
    7. dstchannel:受信チャネル(80文字)該当する場合
    8. lastapp:最後のアプリケーション(80文字)該当する場合
    9. lastdata:最後のアプリケーションデータ(arguments)(80文字)
    10. start:呼の開始(日付/時間)
    11. answer:呼の応答(日付/時間)
    12. end:呼の終了(日付/時間)
    13. duration:システムの合計時間、秒(整数)
    14. billsec:捨て呼の合計時間、秒(整数)
    15. disposition:呼の状態:応答、応答なし、話し中
    16. amaflags:請求フラグ(trixboxProが今後の用途のために予約)

    注:上記のデータをデータベースに自動挿入し、正しく作動しているのであれば、システム上に移行したファイルを別のディレクトリへ移動して、自動化したプログラムが新しいCDRファイルを見つけやすくするよう、お勧めします。



    CDRシステムをカスタマイズした場合のサポート



    ここに書かれている情報は、trixboxProのサポートの範疇を超えています。CDRデータと既存システムとのインテグレーションに関しては、上記以外の情報が提供されることはありません。

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