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LBS(ライブバックアップサーバー)

Live Backup Serverとは?

これは、trixboxProサーバーを冗長化するためのオプションです。新規にシステムライセンスをご購入の際に、オプションとしてお選びいただけます。これにより、メインサーバー上で行われたすべての設定は、バックアップサーバーにミラーリングされ、常に同期されています。万一の障害時には、バックアップをメインとして稼働させることにより、素早くサービスを復旧できます。ハードウエア障害による電話システムのダウンタイムを最小限に抑えたいお客様は、是非LBSオプションをご購入ください。復旧にかかる時間はおよそ2ー10分間です。インターネット接続の環境により時間は異なります。

LBSはどのように動作するのですか?

LBS_visio.jpg

LBSオプションをご購入いただきますと、Fonalityでは2台のサーバーID間の情報を同期させます。trixbox Proサーバーをネットワークに接続すると、システムはFonalityのデータセンターにVPN接続を確立します。これにより、ハイブリッドホスト機能が有効になります。2台のサーバーにそれぞれ、プライマリおよびバックアップのIDとPWでシステムソフトウエアをインストールし、アクティベートします。これで、自動的にバックアップが開始されます。


何がバックアップされますか?

プライマリサーバー上のすべての情報がバックアップされ、バックアップサーバーはプライマリサーバーの厳密なレプリカとして動作します。同期されるデータには以下があります。:

  • すべての応答メッセージファイル
  • すべての録音された音声
  • すべてのボイスメール
  • すべての設定ファイル
  • すべての通話履歴(CDR)ファイル

プライマリサーバーはシステムのスナップショットデータを30分ごとに収集し、バックアップサーバーに転送します。

注意していただきたい点は、このソリューションは完全自動で復旧を行わないということです。

それで、復旧中に発生した通話およびその他のデータは復旧されませんのでご注意ください。

LBSをリモートの拠点に設置できますか?

プライマリとバックアップサーバーは同じローカルサブネットに設置されるように強くお勧めします。 このようにお勧めする理由があります。:

  • 復旧作業において、PSTN接続は手動で切り替える必要があります。物理的なPSTN通信ケーブルをプライマリからバックアップにつなぎ替える必要があるため、プライマリとバックアップが物理的に離れた場所に設置されていると復旧に非常に時間がかかることになります。 (例えば、PRI回線をプライマリとバックアップの両方に設置しているとすると、プライマリに着信していた通話をバックアップ回線に着信するように局側で再設定する必要があります。通常は非常に時間がかかります)
  • FonalityのデータセンターがLBSがプライマリとして動作を開始したことを検知し、FQDNが新しいアドレスに変更される際に、一連の作業が複雑になります。これにより復旧に時間がかかることがあります。
  • プライマリの障害時には、手動でLBSのコンソールから復旧を行わなければなりません。物理的に離れた拠点にLBSをインストールすると、復旧のために別の誰かに頼む必要が生じてしまうでしょう。

上記の理由から、Fonalityはプライマリとバックアップサーバーは同じ拠点の、同じサブネット上に設置することを強くお勧めしております。

***備考:  Fonalityはプライマリとバックアップサーバー間の同期を内部FQDNを使用して行っています。これはつまり、2台のサーバーがお互いのローカルアドレスが見える位置に設置されていなければならないことを意味しています。それで、やむを得ずLBSをリモートに設置する場合は、必ずVPN接続を行う必要があります。

 

LBSのフェールオーバーは自動化できませんか?

Fonalityは自動化のシステムをプロフェッショナルサービスとして提供しています。

Nagiosを使用し、サーバーの稼働状況を常時モニタリングします。

Media gateway solution with automated LBS failover 2.jpg

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