Faxの使用

    2024年 5月 1日, 01:21 現在の版

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    Fonality's faxing solution requires customers purchase and install 1 Sangoma PRI card and 1 Sangoma analog card.  You cannot use a fax machine with trixbox Pro with only an analog card and analog lines.  Your fax machine requires it's own extension.  Fax over VoIP is NOT supported.

    Sangoma Fax Syncケーブル

    FaxとIP PBXの統合における最も高いハードルとなってきたものは、FAX機への適切なタイミングソースを供給することでした。正確なタイミングソースが得られない状況では、FAXの転送過程でずれやデータの欠損が生じ、結果として全く読むに耐えないFAXが送られることになります。

    Sangoma社は、アナログ音声カードがT1カードからタイミングを取得できるソリューションを提供しています。これにより、T1(日本国内ではINS1500などのPRI)回線でFAXを送受信し、FAX機との接続はアナログ音声カードにFXSポートを取り付けることで可能になりました。

    すべてのSamgomaカードには2つのタイミングピンがあります。これらのピンを通して、T1カードからタイミングを取得することが出来ます。ピンは、1番ピンは他のボードの1番ピンに、2番ピンはたのボードの2番ピンにそれぞれ接続する必要があります。Fonalityは通常この接続のために、CD-ROMドライブのオーディオケーブルとしても用いられる2品のストレートケーブルを使用しています。T1カードは複数の音声ボードにタイミングを供給できますが、Fonalityでは、1枚のアナログカードとの接続のみサポートしています。

    下の画像の通り、 fax syncケーブル がT1とアナログのカードを接続しています。

    このソリューションを利用するには以下のハードウエアが必要です。
    • タイミングケーブル (2ピン ストレートケーブル)
    • T1カード
    • FXSモジュール搭載アナログカード
    • FAXを送信する必要がある場合は、FXOモジュール (合計FXSモジュール1個、FXOモジュール1個)
    上記のハードウエアについて幾つかの付帯条件があります。
    • 2007年6月1日以降に出荷されたSangoma製アナログおよびT1カードのみ対応しています。
    • PRIカードにはハードウエアエコーキャンセラ(HWEC)が搭載されていなければなりません。
    • wanpipeX.confファイル(XはPCIスロットの番号です)に直接変更を加える必要があります。
    音声カードの装着と設定方法
    1. trixbox Proを終了する。
    2. サーバーのケースを開ける。
    3. Sangoma Fax SyncケーブルをPRIカードに接続する。
    4. ケーブルのもう一方をアナログカードに接続する。ピン番号に注意して下さい。(1-1で 2-2と接続します)
    5. サーバーのケースを閉じる。
    6. サーバーを起動する。
    7. WEB管理画面にアクセスし、 Options --> cardsをクリックする。
    8. Advanced Modeリンクをクリックする。
    9. Wanpipeの文字列の横にある+をクリックする。
    10. Interfacesセクションに移動する。
    11. 右記を設定の最後に追加する。: RM_NETWORK_SYNC = YES
    12. Apply All Changesボタンをクリックする。

    wanpipe_conf.png

       
    この設定で問題が生じる場合

    "RM_NETWORK_SYNC"がYesに設定されると、タイミングを取得するソースが存在しなければなりません。それで、PRIカードがPRI回線に接続されていないと、wanpipeドライバはロードされず機能しません。

    PRIキャリアがタイミング(クロック)を供給していないとFAXを正常に送受信できません。PRIカードの設定をもう一度確認して下さい。

    このソリューションの詳しい解説はSangoma社のWikiサイトにあります。(英語)
    Sangoma Wiki Article

     

    FAX機が着信するとすぐに切断してしまう場合

    ある種のFAX機は、着信と同時に回線を切断してしまうことがあります。

    以下の製品はこのような症状が出ることがあります。

    • HP Laserjet 3015 All in One Printer
    • HP Photosmart C7280 ALL-IN-ONE Printer
    • HP Officejet v40  All in One Printer

    これらのFAX機は、 (特に、複合機やフックボタンの付いていないFAX機)一般的な4芯のケーブルではなく、特別な2芯の電話用ケーブルが必要です。HPは2芯を4芯に変換するケーブルを販売しています。

    これらのケーブルが入手できない場合は、4芯の電話ケーブルの問題となっている2本のラインを手作業で切断することで自作することも出来ます。4本の内、外側の2本のラインが必要ないので(下図の2番と5番のライン)切断して下さい。


    RJ11-PinOut.png

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